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歓心を買う

かんしんをかう
表現動詞-五段-ウ行
1
標準
to win favour
文例 · 用例
抱えたちを競争させることにも妙を得ていたが、親たちの歓心を買うことにも抜目がなく、本人の借金が殖えれば殖えるだけ、主人は儲かるので、親への仕送りを倍加するという一石二鳥の手も使うのであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
顔の生白いこの写真屋は土地の言葉でいう兄さんで、来たてからの客であり、倉持とは比べものにもならないが、銀子のためには玉稼ぎに打ってつけの若い衆で、お神や仕込みの歓心を買うために、来るたびに土産物を持ち込み、銀子の言いなり放題に、そこらの料亭を遊び歩いていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
彼は訪問の度|毎に、瑠璃子の歓心を買うために、高価な贈物を用意することを、忘れなかった。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
夫婦で信用さえ得れば、そのうちにはどうにかなるつもりでいますので」 母親の安心と歓心を買うように、小野田は言った。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
そして、アメリカの銀行家と企業家三百人を招待して彼らの歓心を買うため八十人の踊子と金の葉巻入を振りまき、一割の利息で四億ドル借り受けに成功した。
横光利一 厨房日記 青空文庫
(誰だろう――) 勿論黒吉はその僅かばかりの給料を蓄えてはいなかった、彼は葉子の歓心を買う為に、その殆んど全部を費してしまっていたのだ。
蘭郁二郎 夢鬼 青空文庫
あの、曲馬団が解散する頃には、もう移り気な葉子からすっかり見離されていた黒吉が、なお一層醜怪な容貌となってしまった今、改めて葉子の歓心を買うことは、とても出来ない相談だった。
蘭郁二郎 夢鬼 青空文庫
けれども三千代の歓心を買う目的を以て、その手段として金を拵える気はまるでなかった。
夏目漱石 それから 青空文庫
作例 · 標準
彼は、デザートを無料で得るために、シェフに褒め言葉を送り続け、歓心を買おうとした。
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子犬は、新しい飼い主の歓心を買おうと、尻尾を激しく振っていた。
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彼女はいつもオフィスにコーヒーを持ってきて、同僚の歓心を買おうとしていた。
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候補者は減税を約束することで、国民の歓心を買おうとした。
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