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引き起こし

ひきおこし
名詞
1
標準
文例 · 用例
おかっぱ洋装の孫娘がお祖母さんとバタ入れとにほこりがかからないようにと大きな鶏籠のようなものをすっぽりかぶせておいたのをおかあさんが見つけて驚いて籠を引き起こしている図である。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
私がおればそんなものにおどかされはしないよ」 と言って、源氏は右近を引き起こした。
夕顔 源氏物語 青空文庫
私が無二無三に進み寄ってあるまじい名の立つ結果を引き起こしたその人の真価を知っているだけなお捨ててしまったのが済まないことに思われて、せめて中宮にはよくお尽くししたいと、それも前生の約束だったのでしょうが、こうして子にしてお世話を申していることで、あの世からも私を見直しているでしょうよ。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
それにしてもだいそれた恋をして、あるまじい過失を引き起こして、人のお名を穢し、自身を顧みないようになる人は自分だけではない、昔の人にもあった罪なのだとみずから慰めようとするがね、そんなことで私の心は救われないのだよ。
柏木 源氏物語 青空文庫
こんなふうでいられるから、院の陛下は今もこの人がお忘れになれないのであるとそのうち一つの事件をお引き起こしになる可能性もあることを薫は感じた。
竹河 源氏物語 青空文庫
異性のことがよくわかっておいでになる方であれば、これは何でもないことだとおわかりになるのでしょうが、そうでないところに純粋なところも持っていらっしゃるのだと拝見しています」 と言っておき、姫君を引き起こして夫人の所へ伴って行くのであった。
東屋 源氏物語 青空文庫
この大地震もまた自分の怒りが、自分という存在が引き起こしたものではなかろうか。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
システム100の面目一新にあたって採用された対話型の操作環境を支えるITOSは、当初は問題点を数多く残したまま出荷されたために全国でトラブルを引き起こした。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫