すっぽかし
すっぽかし
名詞
標準
文例 · 用例
その周りに私をお嫁に貰って置きながら、すっぽかした男がうようよ居たわ。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
昼間セントルイスでは約束をすっぽかしたが、もう亭主の所を飛び出して来た芳子には自分の所しか行く所がない。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
何人もの中で姫君と言わせている守の秘蔵娘があるそうです」「しかしだね、初めから申し込んでいた相手をすっぽかして、もう一人の娘に求婚をするのも見苦しいじゃないか。
— 東屋 『源氏物語』 青空文庫
東京ドームを借り切った電脳遊園地という名のはでな発表イベントを南野陽子がすっぽかし、宣伝担当が宮沢りえに、さらに観月ありさへと移り変わったあのマシンだ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
すっぽかしちまえよ!
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
ねえ君、だからソバケーヴィッチなんかすっぽかしちまってさ!
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
ヨーロッパから最近帰って来たある日本人が、今日の日本をみて、みんなの生活が無計画で、食えないといいながらたかいタバコをプカプカふかしている、政府はから約束をして、内閣がかわればそのまますっぽかしている。
— 宮本百合子 『新しい卒業生の皆さんへ』 青空文庫
そして、最もおどろくべきことは、政治の面で、内閣のからやくそくとすっぽかしに対して、わたしたちの抗議がどんな形で示されているかまるで知らないことです。
— 宮本百合子 『新しい卒業生の皆さんへ』 青空文庫