鐘形
しょうけい
名詞
標準
文例 · 用例
それは、目盛の附いた、円鐘形の硝子筒の中に油を充たして、中部の油が、長柄の端にある口芯まで流れて行き、その点火に伴う油の減量に依って、時を知る仕掛なのである。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
『世界の山』の上には釣鐘形の天(マルドゥクが造った)が置かれてある。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
)法官の前に狂人立てりともいふべし、軍ぶね、帆を張りて運河に浮び、白百合に夜の鳥啼き、眞晝がた、葬禮の鐘は鳴る、(かの鐘形の玻璃器の下に。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
汝は吾がために釣鐘形の花の大なるを一つ小なるを二つ取り來れ。
— 正岡子規 『花枕』 青空文庫
金雀子街の道に添うてすくすくと立っている梧桐の木には、夜目にも美しい紫の花が、梵鐘形をして咲いている。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
茎は緑に、弔鐘形の花|黄金色。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
蓋は浅い鐘形で径五分ないし一寸ばかり、灰白色で裏面の褶襞は灰褐色である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
秋に茎の上部|分枝し、小枝端に五|裂せる鐘形花を一|輪ずつ着け、大きな鮮紫色の美花が咲くが、栽培品には二重咲き花、白花、淡黄花、絞り花、大形花、小形花、奇形花がある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫