入れ札
いれふだ
名詞
標準
bid
文例 · 用例
俺一人を手離すのが不安心だと云うのなら、お前達の間で入れ札をしてみちゃ、どうだい。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
が、忠次の、怨みっこの無いように、しかも役に立つ乾児を、選ぼうと云う肚が解ると、みんなは異議なく入れ札に賛成した。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
入れ札と云う声を聴いたとき、九郎助は悪いことになったなあと思った。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
乾児の中で年頭でもあり、一番兄分でもある自分が、入れ札に落ちることは――自分の信望が少しも無いことがまざまざと表われることは、もう既定の事実のように、九郎助には思われた。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
忠次に着いて行ったところで、自分の身に、いい芽が出ようとは思われなかったが、入れ札に洩れて、年甲斐もなく置き捨てにされることがどうしても堪らなかった。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
が、やっぱり、銘々自分が入れ札に洩れた淋しさを持っていた。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
朝の微風が吹いて来て、入れ札の紙が、熊笹を離れて、ひらひらと飛びそうになった。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
「俺あ、今日の入れ札には、最初から厭だった。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
作例 · 標準
この物件は競争入札となり、多くの入れ札があった。
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彼は最高額の入れ札をして、その土地を落札した。
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今回は入れ札が少なかったため、予定より低い価格で決まった。
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