清浄潔白
せいじょうけっぱく
名詞形容動詞名詞-の形容詞
標準
upright and clean-handed
文例 · 用例
そうして万事落着しますれば、私が今度の遣り損いのお詫びの印に、今一人そのような曰くのミジンも付かぬ清浄潔白。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
先方では何う思っているか知らんが、此方は清浄潔白です。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
今夜斬りし三人の顔触れを見給はゞ奈美殿の清浄潔白は証明立つ可し。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
俺を侮辱するばかりでなく、清浄潔白なお前までも侮辱してかゝるのだ。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 清浄潔白、理非を正した主水之介の言葉に、怒りの的がなくなったのです。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
清浄潔白、自から同藩普通の家族とは色を異にして、ソレカラ家を去て他人に交わっても、その風をチャント守て、別に慎むでもない、当然な事だと思て居た。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
但し彼の秀吉すら「女に心|不可免」と戒めたれば、家康が清浄潔白の念仏談も、曾て一時に数人の侍妾を設け置きし覚えある男の言と識るべし。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
あのタンクだけで、清浄潔白になるのじゃありませんか」「いやそう簡単に明けられません」鴨田は強く反対した。
— 海野十三 『爬虫館事件』 青空文庫