金目のもの
かねめのもの
名詞
標準
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文例 · 用例
すると、早百合姫に附添っていた家来の男女は、薄情なもので、両人|諜し合せ、館も人手に売渡し、金目のものは残らず浚ってどこかへ逃亡してしまいました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
ある晩、マッチ工場の社宅に、六畳の物置が一と間だけ、あけて貰えるから、そこへ金目のものだけを持って避難していてはどうか、と話していた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その混亂のあとには、持出した家財金目のものが少からず紛失した。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
いずれ、金目のものではあるまいけれども、紅糸で底を結えた手遊の猪口や、金米糖の壷一つも、馬で抱き、駕籠で抱えて、長い旅路を江戸から持って行ったと思えば、千代紙の小箱に入った南京砂も、雛の前では紅玉である、緑珠である、皆敷妙の玉である。
— 泉鏡花 『雛がたり』 青空文庫
倶利伽羅峠に立籠って――御時節がら怪しからん……いずれその風呂敷包みも、たんまりいたした金目のものでございましょうで。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
仏具なども、金目のものはもう何もなかつた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
今度歸郷するに當つてかなりの册數を賣り拂つて來たが、金目のものは尚かなり殘してゐた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
本当の事を申すと、質屋に入れる程な金目のものがないんですね。
— 薄田泣菫 『質屋の通帳』 青空文庫
作例 · 標準
空き巣に入られたんだけど、金目のものを全部持っていかれたよ!最悪だ!
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この古い屋敷には、代々伝わる金目のものがたくさん隠されているらしい。
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遺産相続では、親が残した金目のものをどう分けるかで揉めることが多いんだ。
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