砂風呂
すなぶろ
名詞
標準
sand bath
文例 · 用例
蒸湯もあれば砂風呂もあつた。
— 田山録弥 『女の温泉』 青空文庫
この町につづいた浜脇といふところには又砂風呂といふのがあつて、囲ひの枠に頭と足をもたせて、砂のなかに体を半分埋めてゐると、下から湯が噴き出して来る。
— 徳田秋聲 『佗しい放浪の旅』 青空文庫
」加集はその背を壁にもたせて、女と義雄とをどツちにも横目で見るやうにして、「實は、もう――僕のうちへもとまつたし、大森の砂風呂へも一緒に行たし、――」 義雄はこれを聽いて、くわツとのぼせた。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
つまらない女ばかり引っかけまわって、この大森の砂風呂なんかによく来るので、自然吾々の仲間にも顔が通っている。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
砂風呂の異変 楢平と帆村とは、恐る恐るその新別府温泉プールの入口へ切符を出してみた。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
プールは別に別府らしくも何ともないじゃないか」 と帆村がいうと、楢平は指をさして、「新別府ちゅうのは、この奥にある砂風呂のことや。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
別府式の砂風呂と聞いては、もうじっとしていられなかった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
楢平をプールに残しておいて、彼はその砂風呂のある別館の方へ手拭片手にノコノコと歩いていった。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
作例 · 標準
指宿の海岸で砂風呂に入り、体全体が芯から温まるのを感じた。
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重たい砂の圧力が心地よく、砂風呂の中で思わずうとうとしてしまった。
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砂風呂から上がった後は、汗と一緒に老廃物が流れ出たような爽快感がある。
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