梁間
はりま
名詞
標準
文例 · 用例
たとえば、大工が普請するとき、柱の順番を附くるに、梁間(家の幅なり)の方、三尺|毎にいろはの印を付け、桁行(家の長さ)の方、三尺毎に一二三を記し、いの三番、ろの八番などいうて、普請の仕組もできるものなり。
— 福沢諭吉 『小学教育の事』 青空文庫
桁行二十間、梁間十五間、切妻造り、柿葺の、格に嵌まった堂々たる館で、まさしく貴族の住居であるべく、誰の眼にも見て取れた。
— 国枝史郎 『弓道中祖伝』 青空文庫
古式なのは、桁行長く、梁間の短い三尺位の高さのもので、地に掘つ立てた数多い叉木で、つき上げた形に支へられてゐる。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
その煙に燻ぶるせいか、梁間の額や柱上の聯は悉妙に油ぎっている。
— 芥川龍之介 『上海游記』 青空文庫
桁行七間、梁間四間半、茅葺き四注造りで、表てに十帖の座敷が三つ、接待、中の間、上段の間とある。
— 第三部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
しかもまた、伽藍寂寞として、朱柱たまたま傾き、堊壁時に破れ、寒鼠は梁間に鳴き、香煙は床上に絶ゆるの状を想起して、愴然これを久しくす。
— 龜井勝一郎 『帰依と復活』 青空文庫