辻馬車
つじばしゃ
名詞
標準
(horse-drawn) cab
文例 · 用例
大學では小方又星、伊吹武彦、淺野晃、飯島正、大宅壯一、それに一高の連中がやつてゐた「新思潮」が漸く出はじめた頃で、慶應からは「青銅時代」「葡萄園」――「辻馬車」や早稻田の「主潮」などは私の記憶に間違ひがなければ「青空」よりも遲れてゐた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
が、また私は幌無しの辻馬車が――臨終前の一時間といへども、ふだんの賃金どほりに二法で走るところの、幌をすつかり上げた、時間ぎめの辻馬車が、大急ぎでやつて來るのを一度ならず見かけたものだつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
準備次第、辻馬車を呼んでウォータルー駅へ急ごう。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
」「辻馬車に連れ込んでもいい、どうしても運ぶっていうんなら。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
下で辻馬車の呼子を吹いて待っていると、ひとりの男が靄のなかから近づいてきた。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
ホズマはハンソム馬車で来ましたが、わたくしどもはふたりですので、あの方はその馬車にふたりともを乗せて、自分は四輪の辻馬車に乗り込んで。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
様子をうかがっていると、こちら側へ目をやって、夕刊の最新版を大声で売る少年を見つけると、辻馬車や乗合馬車のあいだを走り抜け、ひとつ買い上げた。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
そのあと声高に辻馬車を呼び、御者に行き先を伝えた。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
作例 · 標準
観光客が辻馬車に乗って、古い街並みをゆっくりと巡っていた。
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パリの石畳の道を、優雅な辻馬車がカランコロンと音を立てて通り過ぎていった。
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子供の頃、お祭りの日に辻馬車に乗せてもらったのが良い思い出だ。
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