やおら
やおら
副詞頻度ランク #42981 · 青空 337 例
標準
slowly
文例 · 用例
そしてやおら立上った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
思えらく、源叔父今はいかん、波の音ききつつ古き春の夜のこと思いて独り炉のかたわらに丸き目ふさぎてやあらん、あるいは幸助がことのみ思いつづけてやおらんと。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
面の色は変えたれども、胸中無量の絶痛は、少しも挙動に露わさで、渠はなおよく静を保ち、おもむろにその筒服を払い、頭髪のややのびて、白き額に垂れたるを、左手にやおら掻上げつつ、卓の上に差置きたる帽を片手に取ると斉しく、粛然と身を起して、「諸君。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
さようなら」 渡瀬はやおら腰を上げにかかったが、また酔のさめるのが不安になった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
と云いながら、彼は始めて私から視線を外ずして、やおら立ち上った。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
と殊勝らしく眼を擦り赤めてやおら病院を退出ぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
その表皮と裏皮に、さらに心を籠めた息を吐きかけると、やおら肩に当てて打ち出した。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
申すまでもなくこの家にこの鼓が……」 とやおら顔を上げて鼓から二人の顔へ眼を移した。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はやおら立ち上がり、窓の外を眺めた。
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老人はやおら筆を執り、手紙を書き始めた。
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やおら歩き出した彼は、何かを決意したようだった。
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標準
suddenly
作例 · 標準
議論が白熱する中、彼はやおら立ち上がり、異議を唱えた。
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静まり返った部屋で、やおら電話のベルが鳴り響いた。
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突然の雷鳴に、子供はやおら母親の服を掴んだ。
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