盆暮れ
ぼんくれ
名詞
標準
Bon and year-end festivals
文例 · 用例
この下地ッ子が、二、三年たってから、盆暮れの宿下りに母親につれられて来て、柳橋へ帰るかえりに寄った。
— 長谷川時雨 『チンコッきり』 青空文庫
これは栄三郎が乳ばなれしてお兼に暇が出たのちもずっとつづいて、盆暮れには母子そろって挨拶にくるのを欠かさない――いまは息子の孫七があとをとって、自前の田畑を耕し、ささやかながら老母を養っている。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
このことは伸子に、盆暮れや誕生日に、母におくりものをするときの心持と似かよった心もちをおこさせた。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
「正月五百人位までの下足は一人も間違いなく十分間で出せる」と威張っていた新石町立花亭の名物男、徳爺みたいな下足もなくなって、正月でも芸人の名前入りの印絆天を着なくなったので、絆天は染めてあっても船頭にも下足にも盆暮れともに出さなくなった。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
妹がかたづいてからはじめて上京したときにところの風のかわってることなど話して笑いながら、盆暮れには家になるざぼんをひとつずつ知るべへくばるのだ といったが、それはこのことだったのだ。
— 中勘助 『妹の死』 青空文庫
しかも物質的に報いられる所は甚だ薄く給料等も時々の手当てに過ぎず煙草銭にも窮することがあり衣類は盆暮れに仕着せを貰うだけであった師匠の代稽古はするけれども特別の地位は認められず門弟や女中共は彼を「佐助どん」と呼ぶように命ぜられ出稽古の供をする時は玄関先で待たされた。
— 谷崎潤一郎 『春琴抄』 青空文庫
そこの主人はこの町の三等郵便局に十何年勤続して、月給|僅に五|拾円、盆暮れの手当てが各々二拾円に充たないという身の上であった。
— 江戸川乱歩 『毒草』 青空文庫
作例 · 標準
盆暮れの贈答品は、早めに手配しておいた方がいい。
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盆暮れの挨拶は、日本の大切な習慣だ。
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デパートは盆暮れの時期になると、特に賑わう。
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