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成美

せいび
名詞
1
標準
文例 · 用例
卯の花のたえ間をここに音信るるものは、江戸座、雪中庵の社中か、抱一上人の三代目、少くとも蔵前の成美の末葉ででもあろうと思うと、違う。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
これらの構図に現われた空間的幾何学的構成美の鋭敏な感覚と、それに対応すべき人間の心理的現象の確実な把握とは、要するにこれら映画の作者がすぐれた芸術家であるという平板な事実を証明するものである。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
銀子は撫で肩の肩が少し厚ぼったく、上背もなかったが顔は彼女の型なりに完成美に近く、目も美しく、鼻も覗き気味で尋常であった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
・ひとりきりの湯で思ふこともない 旅のからだでぽり/\掻く 十月廿八日 曇、雨、行程三里、富高町、成美屋(特二五・上)おぼつかない空模様である、そしてだいぶ冷える、もう単衣ではやりきれなくなつた、君がなさけの袷を着ましよ!
種田山頭火 行乞記 青空文庫
然るに当時半井|大和守成美は献ずることを肯ぜず、その子|修理大夫清雅もまた献ぜず、遂に清雅の子出雲守|広明に至った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
初代が玄益|寧成、二代が玄益|順成、三代が玄益|成美である。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
成美は文政元年に出仕を命ぜられ、四年に表医師となり、十年に医学世話を命ぜられ、十一年に順成の後を襲ぎ、十二年に奥医師となつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
三世成美は叔父の死んだために家を継ぐこととなつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫