やり合う
やりあう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to compete with
文例 · 用例
そして一寸好い心持ちそうに、互に排撃するのは(やり合うのは)いいが暴力沙汰は一般人に不愉快な印象を与え、ひいて我国の無産運動に汚点をのこしたことになる云々と云ってる。
— 宮本百合子 『ニッポン三週間』 青空文庫
ただし、こうした手法が互換ソフトウエアの開発にあたってどこまで許されるかに関して、明文化された規定が存在していない現状では、法廷で充分やり合うことはできる。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
「夜中にこのあたりのアパッシュ連中、縄張り争いでやり合うらしいんだよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
」 どちらか皮肉を云い出せば、髄まで刺し通して共倒れになるまでやり合う習慣がまたしても出かかったが、もう久慈には刺される痛さも感じない、午後の気重い退屈さがのしかかっていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
明々後日は、どうやら俺が真々館へ乗り込んで、一席ずつやり合うというんじゃないか。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
互いに、眼でやり合う。
— 鴎 『キャラコさん』 青空文庫
――もっともこの寒空だから、念入りに風邪は引きましたよ」「投り込んだ相手は判るのか」「頬冠りをした遊び人風の男が、いきなり橋の上で突き当って、――気を付けろ、――何を、――かなんか二た言三言やり合う間もなく、足をさらって投り込んだそうで」「盗られた物は?
— お吉お雪 『銭形平次捕物控』 青空文庫
阿Qは近頃割合に人の尊敬を受け、自分もいささか高慢稚気になっているが、いつもやり合う人達の面を見ると、やはり心が怯れてしまう。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫