箇月
かげつ
名詞
標準
文例 · 用例
学問の上に最も不幸なりし予は、遂に六箇月を出でざるに早く廃学せねばならぬ境遇に陥った。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
私のところへ来なくなって、三箇月か四箇月目に三井君は死んだ。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
それは、和田の叔父さまが、むかし、フランスだかイギリスだか、ちょっと忘れたけれど、とにかく遠いところからお持帰りになった薔薇で、二、三箇月前に、叔父さまが、この山荘の庭に移し植えて下さった薔薇である。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
直治の死のあと始末をして、それから一箇月間、私は冬の山荘にひとりで住んでいた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
僕は、六箇月で全快するそうだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
そうして僕は、この道場に於いて六箇月間、何事も思わず、素朴に生きて遊ぶ資格を尊いお方からいただいているのだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
お父さんとは、もう二箇月も逢わない。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
その詩の作者と僕は、この数箇月ベッドを並べて寝ていたとは、にわかに信じられぬ事であった。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫