家なき子
いえなきこ
名詞
標準
Nobody's Boy (1878 novel by H-H Malot)
文例 · 用例
「クオレ」「少公子」「ジャングル・ブック」「家なき子」「ピイタア・パン」などは、面白いこと無類で、これをよむとよまないで、子供の性格や情操に差違が生じはしないかと思はれるほど、強い感銘を与へるものだと思ふ。
— 菊池寛 『「小学生全集」について』 青空文庫
一万ポンドを家なき子の家とロンドン労働少年の家(一八七〇年創立)のために!
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
「国土なき民」であり、「根こぎにされた草木」であり、「家なき子」であります。
— ――力としての文化 第五話 『青年の夢と憂欝』 青空文庫
われにかはりかんしやくもちを發揮せし佐渡が海こそかなしかりけれ家なき子また旅をせむ古里のごとく靜かに待ちてあれ佐渡立ちわかれまた歸るべく思へどもおもへども命かぎりありけり涙など面倒くさし此儘にいづくへなりとわれをもちされ 相川を出るその朝から雨が降り出しまして、小木港で船待を五日しました。
— 江南文三 『佐渡が島を出て』 青空文庫
二段になってる書棚には、リュープケ、モムゼン、シルレル、ジュール・ヴェルヌ、モンテーニュ、などの著書と、家なき子とがあった。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
あけて見ると、「家なき子」の本が入っていて、その頁の間には千代ちゃんが編んだのであろう、リリアンで編んだ栞がいくつか挿んであった。
— 小山清 『栞』 青空文庫
その夜、私は寝床の中で「家なき子」を読みながら、なんども栞を手に取って見た。
— 小山清 『栞』 青空文庫
焦げて、ぷーと膨らむ餅を見ていると、またしても、彼は少年の頃の正月を思い出し、家なき子の感傷が、泡つぶみたいに、心のうえで明滅する。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
『家なき子』は、19世紀フランスの貧困や児童労働といった社会問題を背景にした、エクトル・マロによる児童文学の古典である。
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物語の主人公レミーは、過酷な状況下でも希望を失わず、たくましく生き抜く『家なき子』の典型と言える。
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現代の児童保護活動においても、『家なき子』が直面したような困難を抱える子供たちへの支援体制の構築が課題となっている。
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大学のフランス文学概論の講義で、『家なき子』の登場人物造形や物語構造について深く掘り下げていく。
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ウィキペディア
『家なき子』 は、フランスの作家エクトール・アンリ・マロが1878年に発表した児童文学作品。ディケンズの名作『オリバー・トゥイスト』に似たような孤児の物語。少年レミが旅芸人のおじいさんに引き取られ、いろいろなところを旅し、たくさんの出会いを通して成長していく教養小説。
出典: 家なき子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0