投げ文
なげぶみ
名詞
標準
(love) letter tossed into a home
文例 · 用例
長屋じゅう、何ごとがおきたかと驚いておった、ハハハハハ」 いつも泰軒に用のある時には、ああしてトンガリ長屋の住居へ投げ文をして、呼び出すことになっているんです。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
巣鴨の大百姓で、高利の金まで貸し、萬兩分限と言はれた井筒屋重兵衞が十日前に死んだんだが、葬ひ萬端濟んだ後で、その死に樣が怪しいから、再度のお調べが願ひ度いと、執拗く投げ文のあるのを御存じですかい」 八五郎は妙な方へ話を持つて行きました。
— 茶碗割り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
『醫者は卒中だといふが、卒中で死んだ者の身體が斑になる筈はない――』といふのが投げ文の文句ですよ。
— 茶碗割り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
――投げ文は多分重太郎だ」「なるほどね」「銀次の鶯の摺り餌を作る乳鉢でとりかぶとの根を摺り碎いた。
— 茶碗割り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
巣鴨の大百姓で、高利の金まで貸し、万両分限と言われた井筒屋重兵衛が十日前に死んだが、葬い万端すんだ後で、その死にようが怪しいから、再度のお調べを願いたいと、執拗く投げ文のあるのを御存じですかい」 八五郎は妙な方へ話を持って行きました。
— 茶碗割り 『銭形平次捕物控』 青空文庫
〈医者は卒中だというが、卒中で死んだ者の身体が斑になるはずはない――〉というのが投げ文の文句ですよ。
— 茶碗割り 『銭形平次捕物控』 青空文庫
投げ文はたぶん重太郎だ」「なるほどね」「銀次の鶯の摺り餌を作る乳鉢でとりかぶとの根を摺り砕いた。
— 茶碗割り 『銭形平次捕物控』 青空文庫
三十九 あのことのあったその夜、何者か道庵先生の宿元へ投げ文をした者がありました。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
昔の物語では、好きな相手の家に投げ文を送って想いを伝える場面がよくある。
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彼は密かに彼女の窓辺に投げ文を置いたが、誰にも見られなかった。
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平安時代の恋の駆け引きには、投げ文が重要な役割を果たしていたという。
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