遊び半分
あそびはんぶん
形容動詞名詞-の形容詞
標準
half in fun
文例 · 用例
けれども、それよりも、自分の直接の苦痛は、金の無い事と、それから、れいの運動の用事が、とても遊び半分の気持では出来ないくらい、はげしく、いそがしくなって来た事でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
別に拝みようも知らないので、唯、母親の病気の快くなるようと、手を合せる、それも遊び半分。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
凝り澄して放心したように照り下す夜更けの電灯の下で、これ等の母の遺物を眺めておりますと、遊び半分のように暮してしまった母の生涯にもいくつかの女の本能が貫いて流れているのが胸に映ります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その間、父と弟とは遊び半分、殆ど夢見るやうな気持で、場所の有利なのを幸に、土地の漁船より新鮮な魚類を買ひ占めて東京の魚河岸に送る商買をはじめた。
— 北原白秋 『雲母集』 青空文庫
それとも何かの御用ですかえ」「まあ、御用半分、遊び半分よ」と、半七は何げなく云った。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
年は二十一で、五、六年まえから尾張屋の厄介になってやっぱり店の仕事を手伝っているんですが、どっちかというと孱弱い方で、米屋のような力仕事には不向きなので、遊び半分にぶらぶらしているようでした」「尾張屋には死んだ娘と主人のほかに誰がいる」と、半七は又|訊いた。
— 雷獣と蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
徳永は新進であったが、杉浦と拮抗して大いに雄飛しようとし、あたかも哈爾賓に手を伸ばして新たに支店を開こうとする際であったから、どういう方面に二葉亭の力を煩わす意があったか知らぬが、哈爾賓の支店に遊び半分来てくれないかといった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
あの人達なんか遊び半分なのですもの。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
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