弥勒菩薩
みろくぼさつ
名詞
標準
Maitreya (Bodhisattva)
文例 · 用例
玄宗と楊貴妃の七月七日の長生殿の誓いは実現されない空想であったが、五十六億七千万年後の弥勒菩薩出現の世までも変わらぬ誓いを源氏はしたのである。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
ただし『仏説観弥勒菩薩|下生経』に、この閻浮提洲、弥勒の世となって、危険な物や穢い物ことごとく消え失せ、人心均平、言辞一類となり、地は自然に香米を生じ、衣食一切の患苦なしとあるに、無数の宝を蔵めた四大倉庫自然に現出すると、守蔵人、王に白す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『観弥勒菩薩下生経』に弥勒は鶏頭山に生まるべしとあれば、かたがたこの仏は鶏に縁厚いらしい。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
そんな事から弥勒菩薩も今では一寸顔出しが出来なくなつたらしい。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
弥勒菩薩という御方が出て来るのだそうです。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
仏教ではそれを弥勒菩薩の時代というのである。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
五十六億七千万弥勒菩薩はとしをへんまことの信心うるひとはこのたびさとりをひらくべし現在のこの現実が問題である。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
吾家に錫を止め給ひてその巻物を披見せられ、仏前に引摂結縁し給ひて懇に読経供養を賜はりし後、裏庭に在りし大栴檀樹を伐つて其の赤肉を選み、手づから弥勒菩薩の座像を刻みて其の胎内に彼の絵巻物を納め、吾家の仏壇の本尊に安置し、向後この仏壇の奉仕と、此の巻物の披見は、此の家の女人のみを以て仕る可し。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
中宮寺の弥勒菩薩像は、その優美さで見る者を魅了する。
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弥勒菩薩は、未来の世に人々を救済する菩薩として信仰されている。
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彼女は弥勒菩薩の柔らかな微笑みに、心の安らぎを見出した。
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