石湯
いしゆ
名詞
標準
文例 · 用例
石湯はその名の湯なり。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
持藥の麻杏甘石湯の分量を少し増す位で濟みさうである。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
○熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は榜ぎ出でな 〔巻一・八〕 額田王 斉明天皇が(斉明天皇七年正月)新羅を討ちたまわんとして、九州に行幸せられた途中、暫時伊豫の熟田津に御滞在になった(熟田津|石湯の行宮)。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
月と潮汐とには関係があって、日本近海では大体月が東天に上るころ潮が満始るから、この歌で月を待つというのはやがて満潮を待つということになる、また書紀の、「庚戌泊于伊豫熟田津石湯行宮」とある庚戌は十四日に当る。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
「もののふの大臣」は軍を統べる将軍のことで、続紀に、和銅二年に蝦夷を討った将軍は、巨勢麿、佐伯石湯だから、御製の将軍もこの二人だろうといわれている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫