手勢
てぜい
名詞
標準
one's troops
文例 · 用例
遠く元弘三年の昔、九州随一の勤王家菊池武時は、逆臣北条探題、少弐大友等三千の大軍を一戦に蹴散らかさんと、手勢百五十騎を提げて、この櫛田神社の社前を横切った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
浅井勢は総敗軍になって小谷城へ引上げたが、磯野丹羽守は、木下秀吉、美濃三人衆等に囲まれて散々に戦い、手勢僅か五百騎に討ちなされながら、織田軍の中を馳け破って、居城、佐和山へ引上げた。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
これより先山本勘助晴幸は、今度の作戦の失敗の責任を思い、六十三歳の老齢を以て坊主頭へ白布で鉢巻きをなし、黒糸縅しの鎧を着、糟毛の駿馬にうちまたがり三尺の太刀をうちふり、手勢二百をつれて岡附近の最も危険な所に出で、越軍の中に突入し、身に八十六ヶ所の重傷をうけて部下と共に討死した。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
手勢七百を二手に分けると見ると、さっと一手を率いて真一文字に突入って、忽ち丸山を占領して仕舞った。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
此手の大将馬場信房は、一旦退いたものの直ちに引返して、手勢わずか八十をもって三の柵際に来り、前田利家、野々村三十郎等の鉄砲組の備えを追散らして居た。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
瀬兵衛も手勢五百を密集させ、真一文字に寄手に突入って縦横に切って廻るので、寄手は勢に気を奪われた形である。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
「局中手勢の者ばかりにて、右徒党のもの、三條小橋縄手に二ヶ所|屯致し居候処へ、二手に別れ、夜四つ時頃打入候処、一ヶ所は一人も居り申さず、一ヶ所は多数潜伏し居り、兼て覚悟の徒党故、手向ひ戦闘|一時余の間に御座候」 局中とは新撰組のことだ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
それに引きかへ土耳古軍には、十人の手勢にてよく一聯隊の敵を斬り伏せるてふ、勇猛果敢の将軍ありき。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
作例 · 標準
将軍は自らの手勢を率いて、敵陣へと向かった。
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城を守る手勢は少なかったが、彼らは勇敢に戦った。
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彼の持つ手勢は、この地域では最も強力だと評判だ。
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