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横緒

よこお
名詞
1
標準
文例 · 用例
連れの職工から、旦那とか色男とか言われた手前もあり、もう、どうしたらいいか、表面は何とかごまかし、泣き笑いして帰りましたが、途中で足駄の横緒を踏み切って、雨の中をはだしで、尻端折りして黙々と歩いて、あの時のみじめな気持。
太宰治 男女同権 青空文庫
晴れた日には庭一面におしめやシャツのような物を干す、軒下には缶詰の殻やら横緒の切れた泥塗れの女下駄などがころがっている。
寺田寅彦 イタリア人 青空文庫
三里程やつてくると、今度は左の下駄が沈黙のまゝ、意地悪さうにずるずると横緒がぬけてきた、すると彼はその場にじつくりと腰を下ろしてすげにかかつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
東京へ入る街道へ差しかゝつた時今度は右の下駄が横緒が両方一度にプツリときれてしまつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫