酌婦
しゃくふ
名詞
標準
barmaid
文例 · 用例
〔註―今迄に書き落して居たが、これは石松のくせで、ひまさえ有れば一文銭を廻したりして居る事〕 酌婦が来て石松に、 「表か裏か当てっこしましょうか」 「よし、俺ァ表だ」 「じゃ、妾は裏ね」 石松、銭を廻す。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
「ハイ」とお光は下て来て自分を見て、「オヤ兄様」と言ったが笑いもせず、唯だ意外という顔付き、その風は赤いものずくめ、どう見ても居酒屋の酌婦としか受取れない。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
肌脱の荒くれ男の影鬼の如く映れるあり、乱髪の酌婦の頭の夜叉の如く映るかと思へば、床も落つると思はるゝ音が為て、ドツとばかり笑声の起る家もあり。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
」と、安行も共に笑いながら、「あれは酌婦だろう。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
一口に酌婦とは云うものの、お葉は柳屋の一枚看板で、東京生れの気前は好し、容貌も好し、山の中には珍しい粋な姐さんとして、ここらの相場を狂わしている流行児である。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
酌婦の笑い声も聞えなくなった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 奥から続いて出て来たのは、お清という酌婦、色白の丸顔で、お葉よりも二三歳若く見えた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
昔から世間に能くある習で、田舎のお大尽を罠に掛ける酌婦の紋切形であろう位に、極めて単純に解釈していた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの酒場には、気さくな酌婦が笑顔で客を迎えていた。
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酌婦は、客の話に耳を傾けながら、お酒を注ぐ。
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映画のワンシーンで、酌婦が主人公に優しく語りかけていた。
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