満廷
まんてい
名詞
標準
文例 · 用例
満廷粛として水を打ちたるごとくなれば、その靴音は四壁に響き、天井に※えて、一種の恐ろしき音を生して、傍聴人の胸に轟きぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
その調子があまりに突拍子もないので満廷のものは、少しく可笑味を感じ乍らも、彼が何の為に裁判長を呼び掛けたかを次の問によつて明にしようと思はぬものはなかつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
それに帝の御|寵愛もたいしたものであったから、満廷の官人がこの后に奉仕することを喜んだ。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
そうそうこれへ出ませい……」 しいんと呼びたてた声がこだまのようにひびき渡って、満廷、水を打ったようでした。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
この態度を見た満廷の諸神は、皆驚きの評を発しました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
満廷の諸神は開いた口が塞がりませんでした。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
彼らは将軍はじめ満廷の慰みのために種々な芸を演じたが、さすがに使節ばかりはその仲間には加わらなかった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
満廷の群臣色を喪い汗を握る暇もなく、皇帝震怒、万雷一時に激発した。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫