惚ける
ほうける
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be mentally slow
文例 · 用例
「奥さんはなかなか空惚ける事が上手だから、僕なんざあとても敵わない」「空惚けるっていうのはあなたの事じゃありませんか」「ええ、まあ、そんならそうにしておきましょう。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
しかし事実どうだろう君」「何が」「事実当世にいわゆるレデーなるものと芸者との間に、それほど区別があるのかね」 津田は空っ惚ける事の得意なこの相手の前に、真面目な返事を与える子供らしさを超越して見せなければならなかった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
私が咄嗟の返辞に困って、「日記なんか附けていない」と答えると、「分ったよ」と云って変な笑い方をしたのは、「空惚けるのは止せ」という意味だったのであろうか。
— 谷崎潤一郎 『鍵』 青空文庫
」――そら、光子さんいうたらそういうことには早う気イ廻るのんで、そない図星刺されたらもう惚けること出来しませんけど、そいでも真っ青になりながら黙ってますと、「きっとそうに違いないやろ?
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
彦太郎には、幼い時分から寝惚ける癖があった。
— 江戸川乱歩 『夢遊病者の死』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は最近めっきり惚けてしまって、昨日食べた夕飯のおかずも思い出せないことが増えた。
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何度同じことを説明しても理解できない彼を見て、「もうすっかり惚けてしまったのか」と呆れてしまった。
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歳をとって惚ける前に、自分の財産の管理についてしっかりとした遺言書を残しておきたい。
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標準
to become engrossed in
作例 · 標準
彼は新しいゲームにすっかり惚けてしまい、休日は部屋にこもったまま一歩も外に出ようとしない。
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ギャンブルに惚けて借金を重ねた挙句、ついに愛想を尽かした妻から離婚を突きつけられた。
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若い頃は遊びに惚けていた彼だが、子供が生まれてからは人が変わったように真面目に働き始めた。
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標準
to become frayed and dishevelled (of hair, grass, etc.)
作例 · 標準
長い間手入れを怠っていたため、庭の隅に生えたススキの穂がすっかり惚けてしまっている。
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古いセーターの袖口が擦り切れて毛糸が惚けてきたので、そろそろ新しいものに買い替えようと思う。
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強風に吹かれて、せっかくきれいに結い上げた髪の毛が惚けてボサボサになってしまった。
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