話をそらす
はなしをそらす
表現動詞-五段-サ行
標準
to change the subject (e.g. away from something awkward or inconvenient)
文例 · 用例
耳にはひる評判は、概して当らず触らずで、新聞社の人は、努めて話をそらすといふ風であつた。
— 岸田國士 『「由利旗江」を書いた頃の思出』 青空文庫
」とは言ったものの、お千代は神田辺でもカフェーは二時までやるのかも知れないと始めて気がつき、話をそらすために、片寄せてあった置炬燵を引出し火鉢の炭火を直しはじめると、重吉は懐中から蟇口を出しながら、「お千代。
— 永井荷風 『ひかげの花』 青空文庫
「猪之じゃないか」と登が呼びかけた、「ばかに精をだすな、なにをやってるんだ」「へえ、なにちょっとその」猪之はあいまいに口を濁した、「先生がたもこんなじぶんまでたいへんですね、外は寒いでしょう」「話をそらすな、なにを作ってるんだ」「その、おまるの腰掛なんです」そう云いながら猪之は赤くなった。
— おくめ殺し 『赤ひげ診療譚』 青空文庫
「――まあそれはとにかく、人間に隙があるということはいいものです、弱点も隙もないという人間はつきあいにくいですからな」「津田さんもお上手ではないようですね」 玄一郎は、話をそらすように笑った。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫
都合がわるいとみると巧みに話をそらす。
— 山本周五郎 『醜聞』 青空文庫
いつも話をそらすか、巧みに要点をぼかした返辞しかしなかった。
— 山本周五郎 『薊』 青空文庫
それは話をそらすというものだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
そのたび曹操はすぐ話をそらすに努めながら、心のうちで、関羽の忠義に感じたり、反対に、ほろ苦い男の嫉妬や不快を味わいなどして、すこぶる複雑な心理に陥るのが常であった。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
気まずい沈黙を破ろうと、彼は慌てて天気の話をそらした。
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彼女が核心に迫る質問をしてきたので、私はわざと話題を変えて話をそらした。
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部長の機嫌が悪かったので、部下たちは共通の趣味の話をしてうまく話をそらした。
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