夕まぐれ
ゆうまぐれ
名詞
標準
evening twilight
文例 · 用例
冬の夕まぐれの茶の間の板縁で古新聞を引破ってのホヤ掃除をした経験をもたない現代青年が、明治文学に興味の薄いのは当然かもしれない。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
絣合羽の巡礼に、 五厘報謝の夕まぐれ、わかめと鱈に雪つみて、 鮫の黒身も凍りけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
この寒き夕まぐれ、童らは何事を始めたるぞ。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
連句でもたとえば、「入りごみに諏訪の涌湯の夕まぐれ」「中にもせいの高い山ぶし」は全くこの手法によったものである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
髪毛の艶と、ラムプの金との夕まぐれ庭に向つて、開け放たれた戸口から、彼は戸外に出て行つた。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
) 綾子が一室に籠りてより、三日目の夕まぐれ、勝手口の腰障子をぬっと開けて、面出す男、「姉御、姉御。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
凡兆は笑いを噛み殺しながら、草むらに蛙こはがる夕まぐれ と附けた。
— 太宰治 『天狗』 青空文庫
草むらに蛙こはがる夕まぐれ。
— 太宰治 『天狗』 青空文庫
作例 · 標準
夕まぐれの空は、茜色に染まり息をのむほど美しかった。
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夕まぐれ時になると、どこからかお祭りの音が聞こえてきた。
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夕まぐれの公園で、ブランコに乗る子供たちの声が響く。
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