意表
いひょう
名詞形容動詞頻度ランク #29419 · 青空 226 例
標準
surprise
文例 · 用例
あの謹嚴の室生君が、こんなに暴れ出した光景を見ようとは、私にとつても皆にとつても、荒唐無稽に近い意表外の出來事だつた。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
そして、それを慰むべき手段は次第に潜行的に、意表に出てくるのだった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
内川は人の意表に出る男だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「そうでしょう、それなら貴様は人の意表に出た原因のために、ふとした原因のために、非常なる悲惨がやゝもすれば、人の頭上に落ちてくるという事実を認たむるのです、僕の身の上の如き、全たく其なので、殆んど信ず可からざる怪しい運命が僕を弄そんで居るのです。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
中にも軽く意表の外に姿を閃かすお涌の姿を柳の葉の間から見て、皆三はとても自分と一しょに遊べるような少女とは思えなかった……だが、そういう少女のお涌が持って歩き出したあの黄昏時の蝙蝠が、何故ともなく遮二無二皆三には欲しくて堪らなくなったのだ。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
渠はもとよりこの女をもって良家の女子とは思い懸けざりき、寡なくとも、海に山に五百年の怪物たるを看破したりけれども、見世物小屋に起き臥しせる乞食芸人の徒ならんとは、実に意表に出でたりしなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
豹吉の(ヒョウ)は氷河の氷(ヒョウ)に通じ、意表の表(ヒョウ)に通ずる、といえば洒落になるが、彼は氷のような冷やかな魂を持ち、つねにひとびとの意表を突くことにのみ、唯一の生甲斐を感じている、風変りな少年だった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
今日の蓋あけに出くわしたその男の相手に、何か意表に出る行動がしたくてたまらなくなったのだ。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の突然の告白に、私は意表を突かれた。
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まさか彼が犯人とは、意表もつかない展開だ。
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その奇抜なアイデアは、まさに意表を突くものだった。
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