降り掛かる
ふりかかる
動詞
標準
文例 · 用例
雨男の行くところ、必ず雨を呼び起すように、この「偶然一代男」の行くところ、必ず降り掛かる偶然があるのである。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
この話の出来事のあった年の九月頃、岡田は郷里から帰って間もなく、夕食後に例の散歩に出て、加州の御殿の古い建物に、仮に解剖室が置いてあるあたりを過ぎて、ぶらぶら無縁坂を降り掛かると、偶然一人の湯帰りの女がかの為立物師の隣の、寂しい家に這入るのを見た。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
無縁坂を降り掛かる時、僕は「おい、いるぜ」と云って、肘で岡田を衝いた。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
分けると襟と言はず肩と言はず雪が降り掛かる。
— 江南文三 『佐渡が島のこと』 青空文庫