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軍事権

ぐんじけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
生命の否定・人格無視・人種間の偏見を根幹とした軍事権力の支配とその教育のもとで、どうして若い幾千・幾万のこころが、個々の人間の尊厳や自我と社会現実との関係をつかむことが出来よう。
宮本百合子 生きつつある自意識 青空文庫
日本の文学者が残酷な軍事権力のもとに果して一般人民とちがうどんな言論の自由と文学の自立と生活の安全を保証されたでしょう。
――新日本文学会第四回大会最終日に―― 討論に即しての感想 青空文庫
このように、日本の天皇制支配は、立法権も行政権も司法権も軍事権もすべて一手に治めている。
――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 労働者農民の国家とブルジョア地主の国家 青空文庫
フィリッピンその他の諸民族が受けた惨虐は、日本にこれほどどっさりの未亡人をこしらえた、その軍事権力の仕業であることを知ったのである。
宮本百合子 世界の寡婦 青空文庫
アカという言葉を、戦争中の日本軍事権力は人民を裏切る国賊という意味でつかわせた。
宮本百合子 戦争はわたしたちからすべてを奪う 青空文庫
けれども、第二次世界大戦において日本の軍事権力と上級軍人の或るものが演じた役割は、生命の破壊よりも遙かに悪逆な、生きながらその人々の人間性を殺戮することを敢てした。
宮本百合子 逆立ちの公・私 青空文庫
民主憲法というならば、戦争の終ったこと、野蛮な軍事権力の崩れたことをよろこんで、雨の日のなかを、ああやって行進した日本人の九割五分の人々の嬉しい日、五月一日こそ、愉快な一致として、憲法が効力を発生する日になって一向さしつかえないと思われる。
宮本百合子 メーデーぎらい 青空文庫
何故ならば、日本の絶対主義的な天皇制と侵略的な軍事権力とは過去二十六年間この治安維持法によって日本のあらゆる民主的、平和的発言とそのための運動とを弾圧してきたのであるから。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫