猫股
ねこまた
名詞
標準
文例 · 用例
鼠縮緬の頭巾の裡より、冷かなる瞳を放ちて「フウ、駿河台の猫股婆、縄張|中へ踏込んだな。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「これはね、駿河台のそれ猫股婆の車夫なんで、私が折よく乗合わせなかろうもんなら、光子様を手籠にして連れて行く処でごぜえましたぜ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
眼のごとく髪のごとく口のごとく頬のごとく一切その人の姿のごとき猫股婆もぎょっとして、色を失い、身を震わし、固く結べる唇より一語ようやく黙を破れり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
犬、鼠、※鼠、猫股、人間を引掻いて殺しをる!
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
けれどあの北尾言い逃れ光司との猫またぎの一戦で、ビガロはそこまでプロモーターの意向にべたべたに合わせてしまう本当に気のいいオッサンであることを満天下にさらし、東京ドームの巨大ドツボにはまってプロレスラーとしての命を絶った。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
爾来犬猫を見れば必ず誓書の紛失を咎め、猫また※を追究すると。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
箱をつくろひて、待ちけるに、猫また來りてかゝる。
— 大町桂月 『猫征伐』 青空文庫