言者
げんしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
併し私をキリストに導くところの預言者ヨハネのやうに考へて居る。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
言はば室生は文明人の繊細な皮膚と野蛮人の強健な心臓とをもつて生れた、近代世紀の幸福なる予言者である。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
天才者常に空威張りし、予言者嘆息するはまことに許容すべきのみ。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
あたしお天気でも大抵間違へずに当てちやふんだもの、みんな予言者つて言ふわ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
この工兵士官に預言者イザヤの精神がありました。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
しかしダルガスはただに預言者ではありませんでした。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
この世の人々が全く窮するに至って、茫然自失|為す所を知らざる時、エホバの声は預言者の口を通して聞こゆるものである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
禍害なるかな、偽善なる学者、汝らは預言者の墓をたて、義人の碑を飾りて言ふ、「我らもし先祖の時にありしならば、預言者の血を流すことに与せざりしものを」と。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫