抜け出る
ぬけでる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to slip out
文例 · 用例
直ぐ行くから」 看護婦は難所を抜け出るやうに走り去つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
三日四日と経つうちに、山の頭は喰い欠かれたように、うす霞に融けて見えることもあるが、白さは次第に劃然と、碧い空から抜け出るようになり、山の肌はいよいよ光輝を帯びて来る。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
「あッ、」と声立てて、浦子は思わず枕許へすッくと立ったが、あわれこれなりに嫗の針で、天井を抜けて釣上げられよう、とあるにもあられず、ばたり膝を支くと、胸を反らして、抜け出る状に、裳を外。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
彼は窟に暫く棲んでいたので、岩穴から此の川辺へ抜け出る間通を心得ていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
恐らく病気のためだったろうが、その頃は毎夜の様に不眠に苦しめられていて、その晩も、夜更けてから宿を抜け出ると、海岸の砂浜に打ち揚げられた漁船の艫に腰を掛けて、何となく海を見ていた。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
私たちは、不相応の大きい貝殻の中に住んでいるヤドカリのようなもので、すぽりと貝殻から抜け出ると、丸裸のあわれな虫で、夫婦と二人の子供は、特配の毛布と蚊帳をかかえて、うろうろ戸外を這いまわらなければならなくなるのだ。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
一杯機嫌で西へ抜け出ると、難波新地である。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
駆け寄って、いきなり多鶴子の顔を撲る――と、咄嗟に頭に泛んだが、実行出来ず、やっとの想いで足を引き抜くようにしながら、急いで二人の前へ抜け出ると、素知らぬ顔をつくろってゆっくりと歩き出すのが関の山だった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
長いトンネルを抜け出ると、目の前には息をのむような絶景が広がっていた。
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彼は皆に気づかれないように、そっと部屋を抜け出た。
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都会の喧騒を抜け出て、静かな森の中で一人瞑想する。
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標準
to excel
作例 · 標準
彼のプレゼンテーションは、他のどの発表よりも群を抜いて抜け出ていた。
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彼女の才能は、幼い頃から周囲の子供たちをはるかに抜け出ていた。
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多くの作品が並ぶ展覧会で、彼の絵画はひときわ光り輝き抜け出ていた。
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