振りかぶる
ふりかぶる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to hold aloft (e.g. a sword)
文例 · 用例
が、二葉亭の文学というは満身に力瘤を入れて大上段に振りかぶる真剣勝負であって、矢声ばかりを壮んにする小手先剣術の見せ物試合でなかったから、美妙や紅葉と共に轡を駢べて小手先きの芸頭を競争するような真似は二葉亭には出来なかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
はたして次の瞬間博士が椅子を目よりも高く振りかぶると見る間に、スクリーンは鏡のようにひらめき、次いで映像がストンと消えてしまった。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
カッと逆上した黒吉は、松葉杖を振りかぶると、渾身の力をこめて、目茶目茶に、葉子を撲りつけた。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
」というや右手をのばして、武士の刀を引っこ抜いたが、それを頭上に振りかぶると、火事の光をはね飛ばすように、左右にピューッと振りまわし、「やい、どけどけ!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
」 腹に据えかねたというように、金兵衛は抜き身を振りかぶると、鴫丸を目掛けて飛びかかった。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
血迷ったか丹波、突然その釣瓶落しを振りかぶるが早いか、それこそ、秋の日ならぬ秋の霜、秋霜烈日のいきおいで、大上段に斬りつけたのです。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
そこに椅子の上にキチンと坐って、たった今まで弾いていた三味線の、三本の糸がバラリと掻き切れたのを左手に、右手に象牙のバチを振りかぶる様に持った柳子が、何かに魅入られたように一方の方を見守っている。
— ――Sの霊に捧げる―― 『冒した者』 青空文庫
(大なたを、振りかぶる)壮六 (小走りに逃げる真似をしながら)はははは!
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
作例 · 標準
ピッチャーが大きく振りかぶって、第一球を投げ込んだ。
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剣道で相手の隙をつき、竹刀を高く振りかぶって面を打った。
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彼は怒りのあまり、持っていたグラスを振りかぶって床に叩きつけた。
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