玉総
たまぶさ
名詞
標準
文例 · 用例
これは、巨大な玉総のように捲いておくが、捲きを戻して部屋の側壁にかけ、象徴的な形に切った白い紙を、垂下する股の間々で、繩に結びつける。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
続いてソラヌスの「使者神指杖」をはじめ、ウルブリッジ、ロスリン、ロンドレイ等の中世医書から、バーコー、アルノウ、アグリッパ等の記号語使用の錬金薬学書、本邦では、永田|知足斎、杉田玄伯、南陽原等の蘭書釈刻をはじめ、古代支那では、隋の「経籍志」、「玉房指要」、「蝦蟇図経」、「仙経」等の房術書医方。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
また七損八益を説くに、『玉房秘訣』を引いて説いたことが載せてある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
七歳の時|紅梅を御覧じて「梅の花|紅脂のいろにぞ似たる哉|阿古が顔にもぬるべかりけり」十一の春斉衡二年父君より月下梅といふ詩の題を玉ひたる時|即坐に「月輝如晴、雪梅花似照星可憐金鏡転庭上玉房|馨」御祖父清公御父是善卿の学業を受嗣玉ひて文芸はさらなり、武事にも疎からずまし/\けり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
今夜はホテルで、ゆっくりしたいと思ってゐたが、J・Oトーキーの池永浩久・大沢両氏の招待で、木屋町の玉房へ。
— 昭和十一年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫