生き肝
いきぎも
名詞
標準
文例 · 用例
「これは生き肝取りに違いない。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
私の生き肝を序に一つ取って下さい」 と頼んだ。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
三人の悪者が弓と矢を持って、お前達を追っかけて来るよ」 小僧はこれを聞くと、その三人の悪者はこの間の生き肝取りに違いないと思った。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
やがて生き肝取りの悪者三人がやって来ると、小僧は往来の真中へ飛出して大きな声で笑った。
— 夢野久作 『猿小僧』 青空文庫
するとその時はるか下の方からたこの入道が八|本足でにょろにょろ出てきて、おそるおそる、「わたくしは始終陸へ出て、人間やいろいろの陸の獣たちの話も聞いておりますが、何でも猿の生き肝が、こういう時にはいちばん利きめがあるそうでございます。
— 楠山正雄 『くらげのお使い』 青空文庫
」 こんなことを言っておしゃべりをしていくうちに、くらげはいったいあまり利口でもないくせにおしゃべりなおさかなでしたから、ついだまっていられなくなって、「ねえ、猿さん、猿さん、お前さんは生き肝というものを持っておいでですか。
— 楠山正雄 『くらげのお使い』 青空文庫
」「だってその生き肝がいちばんかんじんな用事なのだから。
— 楠山正雄 『くらげのお使い』 青空文庫
それで猿の生き肝というものを上げなければ、とても助かる見込みがないというので、わたしがお前さんを誘い出しに来たのさ。
— 楠山正雄 『くらげのお使い』 青空文庫