九分九厘
くぶくりん
副詞
標準
almost certainly
文例 · 用例
九分九厘まで行って、ギリギリの一点を残して、あとは大いに享楽して、それでプラトニックだと称している手合いが多いんだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
」 お神はそう言って涙を拭いたが、昏睡中熱に浮かされた銀子は、しばしば呪いの譫言を口走り、春次や福太郎が傍ではらはらするような、日常|肚に畳んでおいたお神への不満や憤りを曝け出したりしたので、九分九厘まで駄目となったこの際に、心残りのないように、恩怨に清算をつけるのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
勝手口の引戸を調べられた時からしてモウ答弁がシドロモドロになって来たので、九分九厘まで運命と諦めてしまったものであった。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
重荷に小附の折革鞄、慾張って挟んだ書物の、背のクロオスの文字が、伯林の、星の光はかくぞとて、きらきら異彩を放つのを、瓢箪式に膝に引着け、あの右角の、三等待合の入口を、叱られぬだけに塞いで、樹下石上の身の構え、電燈の花見る面色、九分九厘に飲酒たり矣。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
さらぬだにその年は九分九厘、ほとんど皆既蝕と云うのであった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
また夫子の行われる所は九分九厘まで我々の誰もが取ってもって範とすべきものだ。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
我々の眼は、九分九厘までこの男が、カラタール氏によって請求されるであろう、別仕立列車の車掌に択ばれるに相違ないことを見抜いていたのだ。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
まあ九分九厘知識階級の人間でない事は確かだ。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼のこれまでの実績からして、当選は九分九厘間違いないだろう。
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入念な準備をしたので、計画の成功は九分九厘手中に収めている。
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「九分九厘大丈夫だとは思うが、念のため再確認しよう」
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標準
near-completeness
作例 · 標準
徹夜の作業の結果、資料は九分九厘出来上がった。
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長い年月をかけた修復作業が、ついに九分九厘完了した。
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難航していた交渉も、ようやく九分九厘まとまりつつある。
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