鉄山
てつざん
名詞
標準
iron mine
文例 · 用例
では、お兄いさまもそなたのように源空寺へお弟子入りをしていましたのじゃな」「はい、鉄山と申しまして、わたくしよりか太鼓を打つことがじょうずでありました」「なるほどのう。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
では、だんながたは、てまえが兄の鉄山を討った下手人と見込んで、お越しなさったのでござりまするか」「さようじゃ。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
けれども、いうがごとくにひょうたんから駒は出たかもしれませんが、ここにいたって、いよいよ迷宮にはいってしまったものは鉄山殺しの犯人自体です。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
熊仲と思ったそのクマが実は熊仲のユウであったとすれば、自然ここにもう一度鉄山の死にいくとき漏らしたというくまについての詮議を進め直さなければなりませんが、と――そのとき今はクマナカ和尚ではなく、ユウチュウ和尚となったそれなる女犯僧が、もじもじといいよどみながら、ふと右門にことばをかけました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
だんなのお捜しになっていらっしゃる鉄山殺しの下手人に思い当たりがござりますので、それを引き換えにしていただきとうござりまするが、いけませぬかな」「なにッ?
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
して、そのとき鉄山はいかがいたした」「だから、すぐにも飛び出しそうにしたゆえ、てまえがきつくしかっておいたのでござりまするよ。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
それならば、くまにやられたと申した鉄山のことばとも符節が合うているが、しかし、なぜそれほども詳しい下手人の面書きがついているのに、これなる黙山へは厳秘にしておいたのじゃ」「だんなにも似合わないお尋ねでござりまするな。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
もとはといえば、そのほうがあの日鉄山を、所もあろうにかくし女のもとへなぞ使いによこしたから、あたら少年の前途ある命もそまつにせねばならぬようになったのじゃ。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
かつてはこの鉄山から良質な鉄鉱石が採掘され、地域の産業を支えていた。
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閉山した鉄山の跡地は、今では産業遺産として観光客に公開されている。
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鉄山の斜面には、かつて鉱石を運搬するために使われていたトロッコのレールが残っている。
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