暴力沙汰
ぼうりょくざた
名詞
標準
(committing, resorting to) an act of violence
文例 · 用例
他人のことは――いや、他人のことにかかわっている余裕すらない人間なのだ」 そこで小沢はまた一同を見廻して、「――しかし、げんに暴力沙汰が行われようとしているのを見ながら、放っても置けないじゃないか。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
しかし私は、暴力沙汰はいやだと云いましたら、彼の本性の悪漢振りをまる出しにして、私を口ぎたなく罵りながら、どうしても彼の女を手に入れるんだと、タンカを切って出ていったのでした。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
そして一寸好い心持ちそうに、互に排撃するのは(やり合うのは)いいが暴力沙汰は一般人に不愉快な印象を与え、ひいて我国の無産運動に汚点をのこしたことになる云々と云ってる。
— 宮本百合子 『ニッポン三週間』 青空文庫
わたしは暴力沙汰を排斥する、それは決して效果がないからである」 こんな要領の答をすると、檢事は一通の手紙を出してわたしに示すのでした。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
狂信(フアナチスム)、公式主義、無関心、暴力沙汰、極端な猜疑心、などが、「人間らしさ」から最も遠い人間のすがたであることは云ふまでもない。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
相撲連の土俵の上の取組みは、商売だから見ていても壮快を感ずるが、この真剣な暴力沙汰、それが力商売の者――しかも、幕内から三役以上と見えるやからが一団となって、うなりを成して飛ぶ本物の肉弾、今までに見たことのない光景、殺気満々たるすさまじさ。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
こういうように、実の息子が父の頭をポカポカ十五か十六もなぐるような暴力沙汰に及んで、もはや父と子の和解の道は得られない状態になっても、ここには財産というものがあるために、裁判によって解決の道が得られます。
— その四 人形の家 『安吾人生案内』 青空文庫
けれど、両者の衝突は遂に暴力沙汰に発展しそうになり、それはいけないというので、双方に面識がある首藤が仲裁役を買って出た。
— 澤西祐典 『湯けむり』 青空文庫
作例 · 標準
彼は酒癖が悪く、いつも暴力沙汰を起こしている。
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学生同士の喧嘩が、ついには暴力沙汰に発展してしまった。
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そのパーティーは、一部の参加者の暴力沙汰で中断された。
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