心地よげ
ここちよげ
形容動詞
標準
looking like one is in a good mood
文例 · 用例
暫らく彼はいかにも心地よげに、そして苦がなささうに裝ふのに成功してゐました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
夕闇の風、軽ろく雨を吹けば一滴二滴、面を払うを三人は心地よげに受けてよもやまの話に入りぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
老夫は心地よげに高く笑い、「むむ、もっともだ。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
かくて温まりし掌もて心地よげに顔を摩りたり。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
ただ立去りぎわに名残惜しくてや、両手もて輪をつくり、抱くように胸のあたりまで火の上にかざしつ、眼しばだたきてありしが、いざとばかり腰うちのばし、二足三足ゆかんとして立ちかえれり、燃えのこりたる木の端々を掻集めて火に加えつ、勢いよく燃え上がるを見て心地よげにうち笑みぬ。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
今宵は月の光を杯に酌みて快く飲まん、思うことを語り尽くして声高く笑いたし、と二郎は心地よげに東の空を仰ぎぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
かれはわが杯を受けて心地よげに飲み干し、大空を仰ぎて、愛盗まれし者の受くべき報酬はげに幸いなりき、十蔵なんじもその一人ならずやと杯を十蔵が前に置きぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
鶴吉は綺麗に片づいた茶の間を心地よげに見廻して、棚の上などに眼をやつて居たが、その上に載つて居る薬壜を見ると、朝の事を思ひ出して笑ひながら、「危いの怖いのつて、子供にはうつかりして居られやしない。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
作例 · 標準
縁側の猫が、日向ぼっこをしながら心地よげに目を細めている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は心地よげな表情で、お気に入りのクラシック音楽に聴き入っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
湯船に浸かった父は、実になんとも心地よげな声を漏らした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview