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涛詩

とうし
名詞
1
標準
文例 · 用例
薛濤詩、唐女郎魚玄機詩、揚太后宮詞、緑蘭詩)の四つの古刊本を重印したものである。
堀辰雄 我思古人 青空文庫
わたしはかつて愛誦した『春濤詩鈔』中の六扇紅窓掩不開――妙妓懐中取煖来という絶句を憶い起すと共に妓を擁せざるもパンを抱いて歩めばまた寒からずと覚えず笑を漏らした事もあったほどである。
永井荷風 雨瀟瀟 青空文庫
事は森魯直の『春濤詩鈔』に載っている。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
『春濤詩鈔』巻之一、「江楼夜酌。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
」〔哀鴻侶ヲ叫ビテ水雲|昏シ/手ニ到ル凶函涙痕|湿フ/ノ如ク/松堂月落チテ温存ヲ失フ/俊才多ク出ヅ高陽里/遺業久シク伝フ通徳門/天際少微今見エズ/誦スルニ招隠ヲ将テ招魂ニ当ツ〕『春濤詩鈔』にこの挽詞を天保八年の集に編入しているのは誤であろう。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
しかし天保十三年十月八日に近村の栽松寺に催された詩会に赴いたことが『春濤詩鈔』に見えているから長く病んでいたのではないらしい。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫