恋愛物語
れんあいものがたり
名詞
標準
文例 · 用例
探偵小説では偶然の出来事を書くと面白くないというがこれは恋愛物語なんだから構わないだろう。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
例えば、「ラ・ギャランヌ」のごときマグダレンの「女」のごとき、或はコロンタイ女史の恋愛物語「赤い恋」や「恋愛の道」等のごときを読み給え。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
法律家たる私はどうもこういう通俗小説になりそうな、恋愛物語がうまくお話出来なくて甚だ残念ですが、ともかく五月にはじめて会った二人はまもなく恋人になり、そうして遂に夫婦約束をするようになったのでした。
— 浜尾四郎 『死者の権利』 青空文庫
どこの国でも、恋愛物語で埋れているようでいて、恋愛の微醺を説いた物語は皆無だ。
— 林芙美子 『恋愛の微醺』 青空文庫
若い舞妓と高官の青年との恋愛物語で、その舞妓が一途な愛のために、あらゆる男の誘惑を却けるというような筋だった。
— 豊島与志雄 『浅間噴火口』 青空文庫
後で、江原は李に注意して、女学生なんかに恋愛物語は控えた方がよかろうと云った。
— 豊島与志雄 『浅間噴火口』 青空文庫
普通の恋愛物語とは違います。
— 豊島与志雄 『浅間噴火口』 青空文庫
『源氏物語』そのものはいいのだが、この脚本を上演する場合になると、光源氏を中心とした姦通・恋愛物語りが、低級に違いない一般観衆にとって有害なのだ、というのが、時の保安課長の言分である。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫