碧水
へきすい
名詞
標準
blue water
文例 · 用例
碧水金砂、晝の趣とは違つて、靈山ヶ崎の突端と小坪の濱でおしまはした遠淺は、暗黒の色を帶び、伊豆の七島も見ゆるといふ蒼海原は、さゝ濁に濁つて、果なくおつかぶさつたやうに堆い水面は、おなじ色に空に連つて居る。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
箱根を進発してすぐに峠にさしかかり、振りかへつてみると箱根の湖は樹間に小さくいぢらしげに碧水を湛へてゐるのが眼下に見えました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
碧水金砂、昼の趣とは違って、霊山ヶ|崎の突端と小坪の浜でおしまわした遠浅は、暗黒の色を帯び、伊豆の七島も見ゆるという蒼海原は、ささ濁に濁って、果なくおっかぶさったように堆い水面は、おなじ色に空に連って居る。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
高き青空と深き碧水とは、乍ち草木に遮られ、乍ち又一樣なる限なき色に現れ出づ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
上水の幅は狹けれど、碧水の上に、花のトンネルをつくるが、こゝの特色也。
— 大町桂月 『春の郊外』 青空文庫
全体は殆んど円形に近く、保安林の立並んだ周辺九里、中央に一つ屹立している中島には、水辺より頂まで原生林が欝蒼と茂り、五号色の碧水が、最深度千八百米突まで、深々と湛えている、比類稀なほど円満な湖水である。
— 豊島与志雄 『故郷』 青空文庫
白帆を孕ませた軽舟が碧水をさかのぼつて来る。
— 吉田絃二郎 『八月の霧島』 青空文庫
南に碧水を湛えたのが蛭藻沼で、武衡が藻を頭から被って隠れていた所、その附近の丘が陣岡とて義家陣営の址、西に見える低い丘が陣館の丘で、本城出城のあった所、ここにある深い堀が、当時の塹濠の址だなどと、一々掌を指すがごときものだ。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
作例 · 標準
船から身を乗り出して覗き込むと、碧水の中に色とりどりの魚が泳ぐ姿が見えた。
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碧水をたたえた神秘的な湖は、龍神が住むという伝説で知られている。
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清らかな碧水が流れる渓谷を散策し、マイナスイオンをたっぷりと浴びた。
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