豁達
豁達
名詞
標準
文例 · 用例
渠は親もあらず、同胞もあらず、情夫とてもあらざれば、一切の収入はことごとくこれをわが身ひとつに費やすべく、加うるに、豁達豪放の気は、この余裕あるがためにますます膨張して、十金を獲れば二十金を散ずべき勢いをもって、得るままに撒き散らせり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
されども渠はついに失わざるべからざるか、豪放|豁達の女丈夫も途方に暮れたりき。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
玉峰和尚来庵、真言坊主としては豁達明朗な和尚さんだ。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
十四の九 三千代の兄と云ふのは寧ろ豁達な気性で、懸隔てのない交際振から、友達には甚く愛されてゐた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
此|兄は自分が豁達である丈に、妹の大人しいのを可愛がつてゐた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
三千代の兄と云うのは寧ろ豁達な気性で、懸隔てのない交際振から、友達には甚く愛されていた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
この兄は自分が豁達であるだけに、妹の大人しいのを可愛がっていた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
小野さんはなぜこう豁達せぬのかと思う。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫