戸籍調べ
こせきしらべ
名詞
標準
census-taking
文例 · 用例
おそらくこれらの店の人にとって、今頃石油ランプの事などを顧客に聞かれるのは、とうの昔に死んだ祖父の事を、戸籍調べの巡査に聞かれるような気でもする事だろう。
— 寺田寅彦 『石油ランプ』 青空文庫
おふくろは、町にいる虹吉のことを、巡査が戸籍調べの振りをして、ちょい/\訊きに来るのを気に病んでいた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
「素姓みたいなもン知るもんか」 豹吉はペッと唾を吐いて、「――女に惚れるのに、いちいち戸籍調べしてから惚れるくらいなら、俺ははじめから親の家を飛び出すもんか」 古綿をちぎって捨てるように言った。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
巡査来、戸籍調べらしい、飛行機来、一句くれていつた、冀くは今夜も敬坊来、樹明来、南無アルコール大明神来!
— 山口 『行乞記』 青空文庫
そのころのこと、戸籍調べの四十に近い、痩せて小柄のお巡りが玄関で、帳簿の私の名前と、それから無精髯のばし放題の私の顔とを、つくづく見比べ、おや、あなたは……のお坊ちゃんじゃございませんか?
— 太宰治 『黄金風景』 青空文庫
ここで関係者の戸籍調べをして置く必要がある。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
全然、美和子を子供だと見くびっているらしい夫人は、美和子の機嫌の悪いのを、そういう性格だとでも思ったらしく、いろいろ露骨に、南條姉妹の戸籍調べのような質問ばかりしていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
こういう状態だと、戸籍調べの巡査が来た時に、直ぐ見当をつけられてしまうおそれがあったのだ。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
作例 · 標準
明治初期、全国規模で実施された戸籍調べによって、正確な人口が初めて把握された。
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役人が一軒一軒を訪ね歩き、念入りな戸籍調べが行われた。
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戸籍調べの結果、この地域には予想以上に多くの子供がいることが分かった。
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