小辛
こがら
名詞-の形容詞名詞
標準
slightly spicy
文例 · 用例
〔くもにつらなるでこぼこがらす〕宮沢賢治くもにつらなるでこぼこがらす杜のかなたを赤き電車のせはしき往来べつ甲めがねのメフェスト
— 宮沢賢治 『〔くもにつらなるでこぼこがらす〕』 青空文庫
久しぶりだつたから、私は川筋を兩方にながめて、――あゝ、おもひ起す、さばけた風葉、おとなしい春葉などが、血氣さかんに、霜を浴び、こがらしを衝いて、夜ふけては蘆の小窓にもの思ふ女に、月影すごく見送られ、朝歸り遲うしては、苫で蟹を食ふ阿媽になぶられながら、川口までを幾かへり、小船で漕がしたものだつけ。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
わしの声は、こがらし。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
こがらしの声のあの人は、無理矢理あたしを連れて行きます。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
ほんではまだ、兄つあんどこがらでも来たがやな。
— 佐左木俊郎 『土竜』 青空文庫
こがらしがしずかになったと思うと、ねずみ色をした雲が低く空をとじて雪でも降るのかしらと思われる不快な午後であった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
こがらしの強く吹いている日だった。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
阿佐ヶ谷から省線で立川行きに乗り、荻窪、西荻窪、駅の南口で降りて、こがらしに吹かれてうろつき、交番を見つけて、チドリの方角をたずねて、それから、教えられたとおりの夜道を走るようにして行って、チドリの青い燈籠を見つけて、ためらわず格子戸をあけた。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
作例 · 標準
「このカレー、小辛って書いてあるけど結構ピリッとするね」
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辛いものはあまり得意ではないが、この店の小辛なら美味しく食べられる。
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注文票の「小辛」に丸をつけて、店員さんに手渡した。
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