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回顧談

かいこだん
名詞
1
標準
reminiscences
文例 · 用例
しかし、私はいま回顧談をもとめられているわけではない。
織田作之助 大阪の憂鬱 青空文庫
(文藝)に「白樺座談会」といふ記事があり、僕ら、齢は相当だが、まつたく知らなかつた時代の回顧談といふものは、抽象的には興味がありさうに見へるのだが、速記録などで見ると一向興趣を誘はれなかつたが、武者小路氏の随筆で読むと、興味が深く、同氏の文体に新しい奇抜な懐しみを覚えた。
牧野信一 月評 青空文庫
尚同氏と天才青木繁との交遊回顧談などもあり、かうした機会にノートしてをくことの無意味でないことを痛感したので、この一文をまとめて発表することにした。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
けれども、職業軍人たちの戦争回顧談ぐらい、およそ悪質なものはない。
豊島与志雄 ジャングル頭 青空文庫
子供の時分から私は屡々父の回顧談を聴いたが、父は同じ話を何度も繰返しているうちに、その細部などいつか変って来ていることもあった。
高村光太郎 回想録 青空文庫
はからずも老友と回顧談に耽り、おかげで私の病気も俄に快方に向かった次第である。
佐藤垢石 純情狸 青空文庫
――だから、私の回顧談に耳をかたむけるよりも、多感と歓びの眼で風景を観察したクレルヴァルの日記のほうがずっとおもしろいにちがいない。
FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS フランケンシュタイン 青空文庫
率先輸入して流線型を研究――常務の回顧談 乘用車の型の選定は自動車製造會社として最も愼重に考へなくてはならない事であり之は理窟のみでは決定する譯に行かず、美術的方面からも考へ、又世間の潮流にも從つて行かねばならぬ點もある。
――豐田常務のメツセージ―― 乘用車發表に際して 青空文庫