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蔵する

ぞうする
動詞-サ変-特殊
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文例 · 用例
公園にうず高く落ち敷く落葉、落ちる前の乾燥した黄褐色の木の葉を盛り上げた深い森林――この際、彼には何か神秘的な特殊性を包蔵する境区として結局はこの境区の何処かに彼の一寸ものに触れれば吼え出し相な頭の熱塊を溶解してしばらく彼の身心の負担を軽くして呉れる慰安の場所もあるように思えた。
岡本かの子 伯林の落葉 青空文庫
またその蔵する体験と批判的知見とは、個人的に獲得したものであるよりは社会的に継承したものである場合が多いかもしれない。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
柿が肉の中に渋味を蔵するのは烏に対して自己を保護するのである。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
かくして出来た大きな氷柱を片端から折り取って氷蔵へ収め、夏まで貯蔵するのである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
地殻的構造の複雑なことはまた地殻の包蔵する鉱産物の多様と豊富を意味するが、同時にまたある特殊な鉱産物に注目するときはその産出額の物足りなさを感じさせることにもなるのである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
日本における植物界の多様性はまたその包蔵する動物界の豊富の可能性を指示するかと思われる。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
セザンヌがりんごを描くのに決して一つ一つのりんごの偶然の表象を描こうとはしなかった、あらゆるりんごを包蔵する永遠不滅のりんごの顔をカンバスにとどめようとして努力したという話がある。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
非常に寛容の人で私の字筋は性格的だから自分で工夫して行かせ度いと云はれ、所蔵する書の本を沢山私に貸与して優れた字の含む風韻とか格といふものを感得させて呉れられた。
岡本かの子 私の書に就ての追憶 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年の研究成果を秘密裏に蔵する覚悟を決めた。
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この書物には、先人たちの知恵と経験が深く蔵されている。
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古い蔵には、祖父が大切にしていた骨董品が数多く蔵されていた。
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蔵する(ぞうする) — 幻辞.com