山家
やまが異読 さんか
名詞
標準
mountain villa
文例 · 用例
この辺で高頭君は、歩度測量計を失くしてしまい、私たち一同人夫と共に、附近の偃松を捜索したが、見当らずにしまった(後にこの歩度メートルは、登山家某君に発見せられて、上高地温泉宿に委托せられ、無事に持主の手に戻った)。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
この花を、山家の少女の衣模様に染めたらば、などと思いながら、森を出て、河原に下り、太い逞しい樹の蔭に立った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
富士登山家として、富士に関する図画典籍の大蒐集家として、君は疑いもなく第一人者であった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
信州の山岳の中でも、御嶽や駒ヶ岳などは、古くから多くの登山者を有していたが、宗教が権威を失った今日では、新しい登山家は、種々の理由からして、日本アルプスの中でも、殊に飛騨山脈を選び、飛騨山脈の中でも、最高点の槍ヶ岳や穂高岳の特色ある火成岩の大塊は特に多くの人々を引きつけているらしく思われる。
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
一軒の山家の前へ来たのには、さまで難儀は感じなかった。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
山家の者には肖合わぬ、都にも希な器量はいうに及ばぬが弱々しそうな風采じゃ、背中を流す中にもはッはッと内証で呼吸がはずむから、もう断ろう断ろうと思いながら、例の恍惚で、気はつきながら洗わした。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」二十「さて、それからご飯の時じゃ、膳には山家の香の物、生姜の漬けたのと、わかめを茹でたの、塩漬の名も知らぬ蕈の味噌汁、いやなかなか人参と干瓢どころではござらぬ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
台所の灯は、遙に奥山家の孤家の如くに点れている。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
作例 · 標準
都会の喧騒を離れ、静かな山家で余生を送るのが夢だ。
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彼は、先祖代々受け継がれてきた山家で、週末を過ごしている。
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雪深い山奥にある山家は、冬の間は閉ざされることもある。
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