存念
ぞんねん
名詞
標準
opinion
文例 · 用例
無念骨髄に徹して歯を咬み拳を握る幾月日、互に義に集まる鉄石の心、固く結びてはかりごとを通じ力を合せ、時を得て風を巻き雲を起し、若君尚慶殿を守立てて、天翔くる竜の威を示さん存念、其企も既に熟して、其時もはや昨今に逼った。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
八幡、これに極った、と鬼神が教を給うた存念。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
「拙者は竹腰藤九郎でござる、お首を頂戴して、先君道三|入道殿の修羅の妄執を晴らす存念でござる」 それは背のずんぐりした白髪の眼だった男であった。
— 田中貢太郎 『赤い土の壺』 青空文庫
が、もう掘り穿つ仕事において、三昧に入った市九郎は、ただ槌を振うほかは何の存念もなかった。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
其後蒸気船の将武藤早馬に行逢候得ども、是ハ重役の事又ハ御国に帰れなど云ハれん事を恐れ、しらぬ顔して通行しに、広之丞再三参り、私之存念を尋候ものから認め送り候処、内々武藤にも見セシ様子。
— 慶応二年十二月四日 坂本権平、一同あて 『手紙』 青空文庫
其私の存念ハ別紙に指上候。
— 慶応二年十二月四日 坂本権平、一同あて 『手紙』 青空文庫
斉彬公が、公御自身の命を縮め、子孫を絶さんと計るこれら奸悪のものに対して、こう御存念なさっておる以上、斉彬公のお力を借りることに望みは無い。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
その余の存念推察して邪魔立てせざりし汝の好意――その好意もて貝十郎、田沼の旅の目的語れ!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
作例 · 標準
彼の存念を聞き、皆が納得した。
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社長は会議で、自身の存念を述べた。
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私はこの問題について、特に存念はありません。
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